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MRI (磁気共鳴画像装置)

最新のMRI装置

AIが搭載されており、従来と同時間の撮影で高分解能画像を得ることができます。また従来と同程度の画質であれば撮影時間の短縮が可能となり、患者様の負担も軽減されます。撮影時の騒音も従来のものより低減され、快適でスムーズな検査が可能となります。

DLR搭載1.5ステラ超伝導磁石式全身用MR装置

Vantage Gracian  キャノンメディカルシステムズ(株)

 

 

MRIとは? (MRIとCTの違い)

どちらも体の断層画像を撮影する装置ですが、最も大きな違いは画像を得る手段です。CTでは”X線”を使って画像を得るのに対し、MRIは大きな磁石による”強い磁場”と”電波”を使って画像を得ます。ですから、MRIは放射線による被曝がなく、安心して検査を受けることができます。

MRIは、診断を行なうために適した断面を縦横斜めなど自由に撮影できるのが特長です。
MRIは骨や空気による画像への悪影響が全くないため、例えば頭蓋骨に囲まれた脳や脊髄などの診断に適しています。さらに、薬(造影剤)を使わなくても、あるいは最小限の造影剤で主な血管の画像が簡単に得られるなどの特長があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

検査時間は?

MRI検査は一般的にCT検査よりも時間がかかります。検査部位や撮影の種類にもよりますが、新しい現在の装置では30分程度で終了します。

 

MRI検査で発見できる疾患

頭部や脊髄・脊椎、関節等動きの少ない部位が得意ですが、最近は胸腹部、心臓、消化器分野など全身部位で広く有用性を発揮しています。

内科・外科 ●肝・胆・膵臓の腫瘍性病変
●胆道・膵管のスクリーニング検査(MRCPなど)
●腎臓・膀胱・尿管の異常
●内耳・小脳橋角部・咽頭・口頭の異常  など
整形外科 ●頚椎症
●胸椎・腰椎ヘルニア
●脊髄腫瘍
●脊髄奇形
●骨軟部腫瘍
●関節の靭帯損傷
●関節の靭帯損傷 など
眼科 ●眼窩や眼球内部の腫瘍 など
神経内科 ●脳腫瘍
●脳血管性疾患
●変性疾患
●脳奇形
●外傷
●脳血管のスクリーニング検査(脳ドック等)  など

脳の病気の予防のために脳ドックをおすすめします
■ 脳ドックの目的は、健常な方を対象に、MRI、MRAなどの検査によって自覚症状の出ない(発病していない)段階で脳や脳血管の病気を発見し、病気の発症あるいは進行を予防しようとすることです。主に、くも膜下出血の原因となる脳動脈瘤や血管異常の発見、脳卒中や痴呆に深いかかわりのある動脈硬化の発見や無症状の脳梗塞や脳腫瘍など脳の病気の早期発見に有用といわれています。

■ MRAってなに?
MRAとは、MRI装置を使用した血管撮影のことです。特長として造影剤を使わずに検査することが可能です。(検査の種類によっては少量の造影剤を使用する場合もあります)